海外MBA留学のリスクヘッジは可能か?キャリア投資の一例を紹介

キャリアを磨く

皆さんこんにちは。Dの意志です。

グローバル化が進む昨今、20, 30代の方々からよくこんな声をお聞きします。

キャリアのため海外MBAに興味あるけど、挑戦すべきだろうか?

キャリアアップにはなるけど、費用が不安…
ペイできるのかしら?

<strong>Dの意志</strong>
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高額な学費や留学中の収入ゼロの期間が大きな不安要素になりますよね。

そこでこの記事では、海外MBAをキャリア投資と考えた場合のリスクとリターンについて自身の経験を元に一例を紹介します。

「MBAは本当に元が取れるのか?」

その答えを知り、自信を持って次のキャリアの一歩を踏み出しましょう!

この記事を読んでわかること
  • 海外MBA留学という投資は十分なリターンが得られるか?
  • 借金をいつ頃返済できるのか?
  • 借金返済中の生活はどのようなものになるのか?

なぜこの記事を書くに至ったか?

多くの人が「MBA留学の費用は返済できるのか?」という不安を抱えています。

不安を抱える一つの理由として、実際にMBAの費用をどう返済し、MBA後の生活を提供している情報が少ないためです。

留学資金をどう集めたかなどの情報はweb上に多数ありますが、その後どのように返済したかの情報はなかなか見つけられません。

Dの意志
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Dの意志も留学前は1,000万以上の借金を抱えることに相当の不安を感じ、留学直前にMBAの先輩に直接聞きに行きました。

自分と同じ状況である方々に少しでも挑戦を後押ししたい気持ちから今回の記事を執筆致しました。

キャリア投資としての海外MBA留学は十分なリターンを得られるか?

海外MBAにおいては必要資金が非常に高額になりますが、卒業に高額なオファーを得やすいので投資に対するリターンは十分あります。

<strong>Dの意志</strong>
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特にヘルスケア業界の勤務経験がある方は、比較的低リスクでリターンを得やすいというのが実感

ヘルスケア業界はMBA取得者に対する需要が高く、特に外資系製薬企業ではマネージャーポジションのオファーを得やすい傾向にあります。

その理由としては、MBAホルダーとの相性が良さが挙げられます。

具体的には、医学という難解な専門知識を素早く吸収できる地頭の良さ、グローバルと連携して仕事を行える英語力、そして戦略的及び分析的スキルなどの経営スキル、これらの点がMBAホルダーが持っているスキルとフィットします。

海外MBAを卒業した場合、どの程度のオファーがもらえるの?

<strong>Dの意志</strong>
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外資製薬であれば、オファー時のサインオンボーナスとして250 ~ 500万円、初年度の年収は約1,200~1,400万が目安かな

このようなオファーであれば、借金は約2年半〜4年で返済可能です。

また、返済期間中のその間も生活水準を一定以上に保つことができます。

Dの意志の返済ケース

Dの意志の場合は以下のような感じで返済できました。

1) サインオンボーナスで300万を一括返済
2) 毎月20万円のペースで、2年半かけて完済

まず、海外MBA合格時に学費の半額免除をもらえたため、学費と生活費合わせて1,000万ほどの借金になりました。そして、入社と同時にもらったサインオンボーナスのうち、300万円を一括返済、その後毎月20万円をコツコツと2年半かけて完済することができました。

借金返済中の生活はどのようになる?

一方、借金返済中どのような生活になるかも気になると思います。返済中もある程度のQOL(生活の質)を維持可能です。

MBA修了後の年収が高水準であるため、返済と生活費を両立する余裕が生まれます。加えて、計画的に支出を管理することで、交友費や娯楽費にも一定の予算を割くことができます。

以下は、返済中の生活費の内訳です。

  • 住居:1DK or 1LDKのマンション(月約10~15万円)
  • 日々の出費:20万円前後
  • 交際費:月5万円前後
  • 物品費:月5万円前後
  • 合計:40 ~ 45万円/月

これらの支出をカバーしつつ、毎月20万円を返済に充てた場合、約2年半で300万円を一括返済することが可能です。仮に奨学金がなかったとしても、4年程度で全額返済が見込めます。

なぜヘルスケア業界出身者のチャンスが多いのか?

上述した通りヘルスケア業界出身者は海外MBA留学のリターンを得やすいポジションにあります。

その理由としてはヘルスケア業界でMBA取得者を求める需要に対して供給が少ないためです。

一般的にMBA生のバックグランドとして基本は金融やコンサルが多く、ヘルスケア出身の方は全体の10%程度です。また多くのMBA生がPost MBAとして考える先もコンサル、金融、テクノロジー(GAFAM)が主流であり、就職先としても競争率がこれらの3つの業界に比べると高くないです。

よって、ヘルスケア業界出身の人は手堅く外資系製薬のオファーを狙え、アップサイドで就職人気の高いコンサル、金融、テクノロジー(GAFAM)に挑戦することも可能です。

外資系製薬に就職しても十分学費などの借金は返済可能ですし、アップサイドを狙った就職先ならばより早く借金を返済するケースもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

海外MBA留学は、計画的にリスクをコントロールすれば十分にリターンを得られる投資です。

特にヘルスケア業界のバックグラウンドを持つ方にとっては、外資系製薬会社でのキャリアチャンスやさらなる高収入を狙える魅力的な選択肢だと言えます。

MBA留学を検討している方にとって、この記事が一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。